旅2 (2018/06/09 noteより)
「16日から20日で、行ける?」と電話がきた。4泊5日、想定よりは長かったが、行けると答えた。
父から連絡が来るまでに、交通手段だけは算段していた。
チェロと一緒ということを考えると、高速バスには無理がある。そもそも楽器を持ち込めないバス会社が多く、持ち込めるバス会社だと席代が少し高い。それをチェロと2人分と取ると、思いのほか高くついてしまう。
レンタカーも考えたが、予定が読みきれないこと、一人で長距離運転は事故のリスクが高いこと、駐車場付きのホテルを選ばなければならないことを考えると、良策ではない。
あとは、もう電車しかない。電車しかないとなると、意固地になってくる。こうなったら、特急には乗りたくない。
そうでなくても、特急だとチェロとぎゅうぎゅうに一席に収まるので、隣の人にやや迷惑がかかる。なんだかんだ、鈍行が楽なのである。楽器で移動しやすいのだ。
青森まで父と行くことが決まり、残念ながら栃木は諦めた。移動スケジュールに入らなくなった。春と秋に必ず行く場所だし、近いのだから、また機会を作れば良い。
あとは、ひたすら西へ南へと向かうだけだ。友人たちに、スケジュールを確認すると、ぎりぎり都合よく会えることがわかった。
それに合わせて、ホテルをまとめて検索、予約する。
なるべく安く泊まれる場所に絞る。東京から関西に行き、そこで泊まる。関西から大分まで行き、また泊まる。帰りは一気に戻るが、鈍行だと一日では戻れないので、中間地点で一泊して、翌日に東京まで戻ってくる。
ほぼ素泊まりや、宿泊中の部屋清掃なし、連泊だと安くなるプランなどと探していって、いちばん安いところでは、一泊 3500円まで下がった。
計画上は、なかなか綺麗にまとまった。
つづく