チェロが分からない(5)

こんにちは、チェロ弾き しおりです。

 

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さてさて、第五弾。

 

たぬ吉くんの発表会、無事に終わったみたいで良かったですね。お教室の発表会というものは、人のを見ていても、未だに、ちょっとドキドキします…笑

 

私は、初めて発表会で弾いたときの記憶は、もうありませんが、初めて発表会でミスをしたときの記憶は、まだ残っています。

小学2年生。2曲弾いて、2曲目、速い曲で、途中で一瞬、左手が回らなくなり、指がもつれた。その夜は、悔しくて悲しくて、ベッドでぐずぐず泣きました。

小さいころは、そういう精神があったのに、なんでいま、伸びきったインスタントラーメンみたいになっちゃったんでしょうね!笑

 

ちなみに、たぬ吉くんが弾いているのは、バイオリン。山猫先生に習っているという、密やかな設定があります。いつか出てくるかも、山猫先生。

 

 

そして今回、ピアノトリオ、唐突に出てきましたねー。

アンサンブルに関しては、また今度じっくり描きたいと思っているので、今回は個人的な趣味の話。

 

弦楽四重奏とか、弦楽五重奏とか、もちろん弦楽アンサンブルも大好きなのですが…、

私が弾いていておもしろいと感じるのは、

「ピアノトリオ(ピアノ+バイオリン+チェロ)」

「フルートピアノチェロトリオ」

ですね。

あとは単純に、チェロ+ピアノも好き。

 

単独のピアノという楽器には、そこまで熱烈な愛が持てないのですが(ごめんなさい)、合わせるとなると、やはりここまで万能な楽器はないのでは。魅力的です。

 

弦楽の良さは、弓の響きがぴったりと揃うところなのですが、全く弾きかたの異なる楽器が合わさることで、ぐっと表現の幅と、夢のある音色が広がる気がします。

 

いくつか曲でも、挙げておこうかな。選曲に意味はないです。

 

・ピアノトリオ

ベートーベン「大公」

Cortot, Thibaud, Casals - Beethoven Archduke, Trio Op.97 in B flat Major - YouTube

 

ラヴェル A moll

 Ravel Piano Trio in A minor - Menuhin, Cassadó, Kentner - YouTube

 

・フルートピアノチェロトリオ

ウェーバー Op.63

Silent Tone Record/ウェーバー:トリオOp.63/ミシェル・デボスト,クリスチャン・イヴァルディ/SAXF 1053/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード - YouTube

 

・チェロ+ピアノ

ブラームス チェロソナタ第1番 ホ短調

YouTube

 

いやー、いいなー。癒される。

 

 

私は、姉がバイオリンをやっていたこともあってか、わりと「人と音を合わせる」ということを意識しつづけて育ちました。

おかげさまで、人と合わせることを強みに、いまでもお仕事を頂いております。

 

ピアノは、伴奏やらアンサンブルやら、各所に引っ張りだこの人気万能楽器!

でも、ピアニストは、とことん一人で完結する世界で練習してきた人達が多いせいなのか、人と合わせることが苦手な人も多いです。

 

私も、ソロピアニストとして好きな人はたくさん居ますが、一緒に演奏してほしい身近なピアニストとなると、数人も思い浮かびません。

ピアニストでなくても、演奏技術も合奏技術もある人というのは、貴重な人材だと思います。

 

まぁ、私が選り好みできる立場でも無いので、人に何かを望むのならば、まずは自分のレベルを上げて、上げて、上げまくらないと。さっさと練習するべし。

 

音楽はスポ根。